SNSが生み出した新たな宗教「陰謀論」が、今年は大きくクローズアップされることになると私は予測します

神が存在するのかどうか、誰も存在証明ができません。
明確に否定も肯定もできないものを信じたとき、それが宗教となります。
陰謀論も同じです。
陰謀論は明確に否定できないものだから陰謀論としてこれまで生き残ってきました。
だからと言って陰謀論が正しいという明確な根拠も存在しません。
明確に否定も肯定もできない陰謀論であるからこそ、陰謀論は宗教になってしまいました。
昔、陰謀論はファンタジーでありエンタメでもありました。
しかし現在、陰謀論は宗教となってしまいました。
ファンタジーやエンタメであるうちは良いのですが、宗教になってしまうといろいろと問題が起きます。
それはニュースで世界を見ればわかります。
多くの戦争や紛争の原因にはほとんど宗教が絡んでいるからです。
宗教は人を殺すなと教えながらも一方では自らが信じる宗教を信じない人は人ではないとして容赦なく人を殺します。宗教は良い面もありますがそういう凶悪な面もあるのです。
それが人類の歴史でした。
現在新型コロナ騒動をきっかけとして多くの人が陰謀論を信じるようになりました。
有名政治家や有名タレントまで陰謀論を信じ、それを公言するようになりました。
この流れはさらに加速するでしょう。
一番恐れるのは陰謀論者の暴走です。
今の世の中にある悪しき鉄則に、（自分が正しいと信じた）正義のためには何をやっても許される、というのがあります。正義の実現のためには少々の犠牲は仕方ないという考え方です。
陰謀論者たちが自分達だけが唯一正しいと考え、その正義を社会的に実行するようになったら恐ろしいことが起こるでしょう。
私は今からそれを危惧しています。
私はそれが杞憂で終わることを望みます。