いまは弱者の時代です。
弱者とはまず女性であり国内に住む外国人でありアイヌでありLGBTであり子供であり差別を受けている人であり偏見を受けている人であり、まあとにかく弱い立場の人であればそれは当てはまるでしょう。
弱い者の味方、弱い者を助けるのは良いことです。
このことを否定する人はまずいません。
問題は弱い人弱い立場の人の人権は大きく扱われるけど、その他大勢の弱いと考えられていない人の人権がダブルスタンダードという物差しによって無視されていることです。
新聞テレビで叫ばれる人権は弱い人の人権だけです。
その他大勢の一般的な人権が叫ばれることはないです。
その一方で強い立場の人の人権もまた守られています。
強い立場にいるというだけで人権は嫌でも守られるからです。
弱者の人権は守られる。
強者の人権も守られる。
しかし、その他大勢の普通の人の人権は無視されます。
これが弱者の時代の大きな問題点です。
この不公平感が社会に不満と絶望感を生み出し自暴自棄な凶悪犯罪や若者の自殺増加につながっていると私は見ています。