マイノリティーすなわち数的少数者が世界をリードしているのは確実でしょう。
それを陰謀という人もいますが、私はそれが自然の流れだったと考えます。
多数派だったため差別されることもなく、そしてあまり不平等も感じることなく、平和に生きてきた人々と
少数派だったために差別され、不公平感に耐え唇をかんで危機感を持ってなにくそと思いながら生きてきた人々
そのどちらが企業のトップになったでしょう?
そのどちらが芸能界のスターになったでしょう?
そのどちらが有名お笑い芸人になったでしょう?
そのどちらが新聞テレビに入社したでしょう?
そのどちらが国会議員になったでしょう?
そのどちらが法律家になったでしょう?
そのどちらが大学教授になったでしょう?
のほほんと平和ボケしながら危機感もなく生きてきた多数派の人々と、差別と不平等感をバネに努力して知力を磨いてきた人々、どちらが世界をリードするにふさわしいでしょうか。
かつて地球に戦争があったころは人数が多い方が断然有利でした。
少数が多数に勝利することは滅多にありませんでした。
しかし戦争が終わり資本主義が世界の主流になると、そこは弱肉強食の世界です。しかも幸いなことに多数派少数派の関係のない世界でした。
ただ単純に強い個人が勝つ。
それが資本主義でした。
のほほんとした多数派と危機意識を持った努力家の少数派。
このどちらが多く資本主義社会では勝ち残るでしょう。
資本主義社会では諦めたらそこで試合終了です。
どちらが最後まで諦めずに目標を達成するでしょう。
このようにかつて貧しく虐げられた少数派の方が資本主義では勝つ確率が高いのです。個人の力量によって勝負が決まる世界それが資本主義でした。
そうやっていまのマイノリティー優先で、見方によっては、多数派が差別される不平等な社会が出来上がったと考えられます。
しかしそれは決して陰謀なんかではなく、あくまでも自然の流れでしょう。
というのは、国や企業や新聞社、テレビ局、芸能界などの中枢部に先に入り込んだマイノリティーが仲間であるマイノリティーを優先して採用するのもこれまた自然の流れだからです。
世界はいま、ほぼマイノリティーのコントロール下にあります。
世界をコントロールしているいまの新聞テレビは先の理由の通り、自然とマイノリティー側になってしまったからです。
指導的立場にあるマイノリティーのこれからの目標は、差別のない平等な一つの地球です。
そのためには、地球から国家を廃止し国境を取り除きます。
国境があるから戦争も起きます。国家があるからマイノリティーへの迫害が起きました。
みんなが同じで平等で、他人と比べることもなく他人と競うこともなければ、差別も起きません。
しかし人間から差別の心を消し去るのは不可能です。
心は支配できません。
なので、教育指導する係が必要になります。
教育指導係は時に差別の心を持った人を罰することもあります。
現在、この教育指導係を担っているのが新聞テレビです。
新聞テレビは差別を許しません。
差別と取れる発言も許しません。
差別の心を許しません。
自由競争の資本主義と多数決原理の民主主義は終わりを告げました。
来るべき時代はあえて言葉にすれば共産主義の時代です。
マイノリティー集団がリーダーとなり、新聞テレビを処罰機能を持った教育指導係として、地球から国境を無くし、国家を無くし、戦争を無くし、マイノリティー優先の平等な地球をつくることを目指します。
これを一言でいえば、リーダーグループを親とし、その他大勢は教育指導され平等に扱われる子供たち、という関係になり、地球は一つの大きな家族となるのです。
国境がないので戦争は起こらず、みんな平等なので不満は起こらず、資本主義は終わったので地球資源は枯渇せず、まさにユートピアが誕生するのです。