（洗脳によって）仮想世界に臨場感が特に強いときは、（ホメオスタシスフィードバックによって）超常的ともいえる色々な生体現象までもが起き得る。
以上を、苫米地 英人 (著)『苫米地英人コレクション1 洗脳護身術』44ページより引用させていただきました。
ホメオスタシスのフィードバックが仮想世界に対して起こった場合、はたから見るとまるで超常現象のように見えるだろう。しかしそれはあまりにも仮想世界に臨場感を持ち過ぎてそれに対してホメオスタシスフィードバックが起こったに過ぎず、ごく当たり前の現象だったりする。
昔読んだ催眠術の本には、冷たいものを熱いと催眠術をかけて手に押し付けると実際に火傷の跡ができた例が書かれていた。
冷たいものが熱いというのは仮想世界の話だが、脳があまりにもそれを現実だと信じてしまうと、ホメオスタシスフィードバックが起こり、火傷でもないのに火傷の反応を起こしてしまうのだろう。
そしてもしこの知識のない人がそれを目撃した時にはそれを超常現象だと思い込んでしまうだろう。
それが実際に起こったこと自体は事実ではあるが、生体反応として当たり前のことが当たり前に起こったに過ぎないのだ。仮想世界に反応したのか現実世界に反応したのかの違いしかない。
この手の話にはくれぐれも騙されないようにしたいものだ。
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