いつの間にかの多様性と共生の不思議

先日選挙の宣伝カーから聞こえてきた言葉、多様性と共生。
これよく考えるととても不思議なんです。

なぜ選挙活動をするかと言うと自分に投票してもらいたいからです。
そして出来るだけ多くの人に自分に投票してもらいたいはずです。

一方で多様性と共生と言うのは少数派の主張です。
多数派に多様性と共生は不要のものです。

私の不思議さの焦点はここにあります。

多くの人に投票してもらいたいなら多数派を相手にすべきです。
当たり前のことです。

多数派の願いを叶える政策の方が多くの支持者を得らえるはずです。
しかし選挙で訴えられるのは何故か少数派の願いを叶える政策である多様性と共生なのです。

不思議です。

多数派の願いに応えた方が選挙に有利なはずなのに、少数派の願いを叶えることを公約とする政治家。

新聞テレビとワイドショーでは多様性と共生が絶対優先されるべきだという設定が出来上がっています。
なので多数派も少数派の多様性と共生を実現すべきだと考えます。

しかしこの多様性と共生は少数派の願いであって多数派の願いではありません。
多数派にとって多様性と共生は不要のものです。

しかし現代社会は何故か少数派の願いである多様性と共生を自分達にはメリットが乏しい多数派が当然であるかのようにそれらを実現させようとしています。

不思議です。

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