信じたことがその人の現実になるので、現実と言うのは人それぞれです。
だからこそ、いじめやハラスメントが、本人がそう感じたらそれはいじめやハラスメントになるんですが、逆に言えば、なんでもそれはいじめやハラスメントになるということ。
そして新聞テレビとワイドショーは、そんな曖昧なものを基準にして、個人に対してメディアでリンチを加える恐ろしい組織です。
つい最近犠牲になった東京オリンピック森前会長は、「女性蔑視と取れる」を発言をしただけです。
しかもそれについて森前会長は本意ではないと言っているし、謝罪もしているのに、新聞テレビとワイドショーは、許しませんでした。
まさに狂気の沙汰です。
女性蔑視は犯罪ではありません。
しかも蔑視かどうかは受け取る本人が決める性質のものです。
本人が蔑視だと思えばそれは紛れもない蔑視なのです。
そんな曖昧なもので一人の人間を社会的に葬り去ろうとする新聞テレビとワイドショーは狂っているとしか思えません。
狂気の中にいる人間はその狂気には気づかないというのが真理です。
さらに言えば、その中に狂気を持たないものは狂気には気づけないのです。
私は狂気を持っているので狂気に気づくことができますが、ごく一般の狂気をその内側に持たない人間は、何が狂気なのかがそもそも分からないのです。さらに狂気の中にいると狂気には気づかないという、二重シールドの中にいるために普通の人間は狂気に気づかないのです。
信じたことがその人の現実になる。
そうなんです。一般人は狂気の世界を狂気ではない夢の世界だと思って信じ、そしてそういう現実になっている。
それこそが一番の問題なのです。
新聞テレビとワイドショーの嘘と狂気を信じ、それが現実となっているのが今の日本です。
まさに信じることがその人の現実を創っているのです。