テレビを見るのはタダ。
どんなにつけっぱなしにしていてもお金はかからない。
それでいてテレビは面白い。
視聴者のいろんな欲求に答えてくれる。
災害時にはリアルタイムで現地の様子を知らせてくれる。
まさに便利な器具。
観ている方はただソファに座ってポテチでも喰ってればいい。
災害が襲いかかることも、ドラマの殺人鬼が襲ってくることもない。
どんな悲惨な状況も神のように高みの見物が出来るのがテレビ。
テレビは夢を放送する。
テレビは理想を放送する。
ネガティブなものはテレビ画面の外に追いやればいい。
ほんの限られた時間、テレビカメラの映し出すほんの限られた空間。
そこに人知のすべてをつぎ込み如何に楽しんでもらうかがテレビの醍醐味だ。
テレビを見てもらえないことはテレビマンにとって死を意味する。
見てもらえないテレビに存在価値はない。