今回の兵庫県知事斎藤さんの選挙結果に関して思ったのは、とうとうSNSもマスメディアになったなだった。テレビはあれだけ斎藤さんにネガティブだったのに選挙結果はテレビの思い描いたものとは逆だった。トランプ大統領の返り咲きの時とテレビはまったく同じだった。
それはきっとSNSという新たなマスメディアの誕生だったのだろう。
SNSがマスメディア?と疑問に思う人もいるだろうが、SNSはいちおう双方向性のメディアではあるが、いち個人対インフルエンサーの関係性で言えばマスメディアにならざるを得ない。
いち個人はインフルエンサーに無視されればそれで終わりだし、いち個人がいくらSNSで叫んでも大抵の場合はなんの影響力もない。それは私を見れば明らかだ。
影響力のある人に見出されない限りノンインフルエンサーであるいち個人は目立つことはできない。
目立つことができなければSNSでは存在しないのと同じだ。私のように。
テレビは相変わらず馬鹿の一つ覚えのように、実際テレビは馬鹿なのだが、そもそもテレビが馬鹿なのは一般大衆は馬鹿であるという前提でテレビを製作しているからだが、テレビは毎日毎日オオタニサンと年収103万円の壁を放送している。
テレビは大衆を馬鹿にしているのだからこちらも対抗して
「テレビは馬鹿にしながら観るもの」
なのだ。
SNSに関して言えば、SNSも恐ろしい。
何が恐ろしいって、Xのおすすめのタイムラインが自分のフォローしたアカウントに関連性のある者ばかりがおすすめされるからだ。
たとえばもし面白がってフラットアース関連のアカウントをフォローしたとすると、そのうちおすすめのタイムラインが地球は本当は平らであると信じている投稿であふれかえることになる。それらを見ているとみんなが地球が平らだと信じているように思えてくるから恐ろしいのだ。
テレビは基本的には嘘はつかない。
テレビは事実を一部だけ切り取ることによって情報を操作する。
テレビはある特定の事象だけを徹底的に報道しないことで事実を捻じ曲げることが出来る。
SNSは自分で自分を偏らせてしまう危険性がある。
自分で自分にフィルターをかけてしまう危険性がある。
自分で自分の客観性を喪失させてしまう危険性がある。
言ってみればテレビは向こう側から洗脳してくるが、SNSは自分で自分を洗脳してしまう怖れがある。
その自らを洗脳してしまう危険性に大いに関わるのがXのおすすめのタイムラインの仕組みだ。
Xのおすすめのタイムラインは決して公平ではなく偏っていることを自覚すべきだろう。
そうでないとテレビには洗脳されないが自分で自分を洗脳することになる。
テレビは馬鹿にしながら観るもの
SNSはエンタメとして楽しむもの
自分と家族の生命と健康に直接関係の無いものはすべて
どうでもいいもの
自分と家族の生命と健康が第一
そういう生き方をしたいものだ。

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