都会で新聞テレビが創るバーチャルな世界

基本的に都会は自然と対峙しないので、どうとでもなる世界です。
力ある者が何々は何々であると宣言すれば、そういう世界になるそういう世界です。

人権にせよ、民主主義にせよ、共産主義にせよ、リベラル主義にせよ
自然と対峙せず物事の本質には基づかない思想は、どうとでもなる世界です。

どうとでもなる世界、自然と対峙せず物事の本質には基づかない世界はいつも目の前に広がっています。
それは新聞テレビが創り出すバーチャルな世界です。

人々は新聞テレビとりわけワイドショーの創り出すバーチャルな世界が唯一の世界だと思っています。
そのバーチャルな世界で人々は怯え歓喜し不安になり期待し日々を生きています。

新聞テレビとワイドショーが伝える情報は二次元的には紙面若しくはテレビ画面内のわずかな面積です。
時間的に言ってもわずかな時間しかそれに割かれていません。

私たちは狭い画面の中のわずかな時間流される映像情報に生活を左右されています。
テレビ画面と言う狭い穴からほんの少しの時間だけ垣間見た世界を、世界のすべてだと思って生活をしています。

テレビ画面に収まらない膨大な情報を見逃しています。
テレビの放映時間に収まらない膨大な情報を見逃しています。

しかもそんな軽薄な情報を何の疑いもなく信じ世界のすべてだと思っている。
これをバーチャルな世界で生きていると言わずして何と言ったらいいでしょう?

小さな穴を通して見せられるものは物理的にも時間的に制限のかかったものです。
何を見せるかはテレビ局側に委ねられておりしかも何が放送されなかったかは私たちは知る由もありません。

報道する側、放送する側の思想的フィルターがかかっており、しかも小さな穴から短時間だけ見せられる世界がリアル世界であるはずがありません。それらは仮想現実と言うべき代物(しろもの)です。圧倒的に情報量が少ないのです。真の現実からはかけ離れているのです。物事の本質からもかけ離れているのです。

タイトルとURLをコピーしました